『食器はどうやって土や石があのかたちになっていくの?その1』うつわ選びの基礎知識5
食器ができるまでの過程をお知らせします
こんにちは。
うつわやさん店長、うつわ好きのための食器アドバイザー須藤真一郎です。
うつわ選びの基礎知識、本日第5回です。
なんであの石や土が固い食器になっていくんでしょう
店長の私も不思議に思うんです・・
『食器はどうやって土や石があのかたちになっていくの?その1』です。
まずは
『原料の採土』
採掘場で土や石を採掘します。
余談ですが、だからうちのあたりとかお隣の愛知県瀬戸市のあたりは
削られて土がむき出しの山?がたくさんあるんです。
*『やまや』さんというような呼び方をする職種です。
つづいて
『土をつくる』
専門業者☆が工場で精製(つぶしたりして石・土のつぶの大きさでわけたりする)
した土を窯元もしくは別の専門業者で手作業または機械(土練機-ドレンキ)で練ります。
☆『土や』さんいうような呼び方をする職種です。
さらに
『かたちをつくる』
手作りの場合-手びねりやろくろ
機械制作の場合-機械式ろくろ(この機械はおみせいたしたいほどよくできてます)や
複雑なかたちになると鋳込み★(石膏型に流し込むもの●)
でかたちをつくります。
●石膏型をつくる『型や』さん
★できた土を石膏型の鋳込みに流し込み形をつくる『鋳込みや』さん
最後に
『加工』
形が整ったあと、装飾(デザインではなく、元の土に彫ったり削ったりする)をします。
これは手作りの窯元でしかみられないであろう風景です。
あとは
『乾燥』
でこれが終わるといよいよ焼く行程に移ります。
ここまでだけでもかなり多くの手を通じて、食器ができあがっていくのかがおわかりに
なりますよね。
陶磁器業界は実に細かい産業の集合体なんです。
だから、どの行程の業者さんでも1軒でも無くなったりしたら、
多くの方が困ってしまうんですよ・・
それでは第5回はこのあたりで・・
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
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お読みいただきありがとうございました
うつわやさん店長、うつわ好きのための食器アドバイザー
須藤真一郎 でした